皆さん、こんにちは。
東京都西東京市を拠点に、関東一円で一般住宅から集合住宅、ビル、店舗、公共建築などの内装左官・外装左官を手掛けている武蔵組です。
「建築業界は長時間労働や残業が多い」とよく言われます。しかし最近では労働時間が短く働きやすい現場も増えつつあります。
この記事では、建設業界が働きにくいと言われてしまう理由について考えていきます。また、近年進められている働き方改革の成果についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
■建設業の労働時間はどれくらい?
厚生労働省は「毎月勤労統計調査」で各業種の月間実労働時間や出勤日数を調査しています。これによると、建設業における令和4年の月間実労働時間は163.5時間でした。すべての業種の平均労働時間が136.1時間ということを考えると、世間の労働時間に比べて建設業の労働時間はかなり長いということになります。
また、建設業の所定外労働時間(残業)が13.8時間だったのに対し、調査産業計の所定外労働時間が10.1時間だったという点からも、建設業の実働時間の長さがうかがえます。
■建設業界の残業が多くなってしまう理由とは
では、なぜ建設業の労働時間や残業は他の業種に比べて長くなってしまうのでしょうか?それには以下のような原因が考えられます。
・納期や工期がタイトだから
建設現場での仕事にはそれぞれ納期や工期が設定されています。中には、依頼主がかなり短い工期を指定するケースもあります。
納期に遅れてしまうと、今後の仕事に大きな影響が出てしまいます。建設業では納期を絶対に守る必要があるため、職人に長時間労働を強いて仕事を進めざるをえないのです。
・同業他社との競争が激しいから
建設業界内での競争も、職人の長時間労働に拍車をかけています。
近年では不況の影響で工事の受注件数が減少しています。同業他社に仕事を奪われることなく自社で受注するためには、多少納期が短い依頼や工事費の安い依頼も受けなければなりません。割に合わない仕事を受け続けた場合、職人が長時間労働で対処するなど現場に大きなしわ寄せが及んでしまいます。
・業界全体が人手不足だから
建設業界では慢性的に人手不足の状態が続いています。特に、若手の職人が育たないのが最近の建設業界の大きな問題点です。
「建設業は過酷」というイメージから若手の求職者が少ない上、せっかく入社してもすぐに辞めてしまう方もいるものです。少ない従業員数で多くの仕事をこなさなければいけない状態が続いているため、建設業界の勤務時間や残業時間はどうしても長くなってしまいます。
・昔からの体質があるから
建設業を数十年続けてきたベテランの職人には「サービス残業や休日出勤は当たり前」という風潮があります。多くの職人が昔から長時間労働をしてきたからと、慣習的に長時間労働を続けてしまう例も多いのです。
また、体育会系の職人は、自分が経験してきた長時間労働を部下にも強要する傾向があります。こういった風潮から、業界全体の働き方改革がなかなか進まなくなっています。
■建設業界は働きやすくなりつつある!
建築業界はブラックと言われやすいため、建築会社への応募をためらってしまう方もいるかもしれません。しかし最近では、建設業界でも労働環境の改善や働き方改革が少しずつ進められています。
例えば建設業界における残業時間は年々短くなりつつあります。これは、労働基準法が改正され、36協定を結んでいる職場でも2024年以降は残業時間に制限が設けられるようになるためです。労働基準法の残業時間規定を破った企業には罰金や懲役のペナルティがあるため、企業側も積極的に残業時間削減に乗り出しています。
また、建設業界では週休2日制の推進も進められています。これまでは、なかなか休日が取れないのが建築会社の常識でした。しかし、近年では週休2日制で残業も少ないという会社も増えてきています。
労働環境が劇的に改善されつつある今こそ、建設業界への就職・転職を検討してみてはいかがでしょうか。
■建設業界におけるホワイト企業の特徴
最近では建設業界にもホワイトな職場が増えつつあります。ホワイト企業にはどのような特徴があるのかについてチェックしていきましょう。
・休日数や有給消化率が多い
企業のウェブサイトには年間休日日数や有給消化率が記載されていることがあります。これらの数値が高い企業は、プライベートを重視しながら働けるホワイト企業である可能性が高いです。
ブラックな建設会社では、人手不足などの影響で休日が少なくなったり有給が取れなかったりするケースがあります。年間休日日数や有給消化率が高い企業を選ぶのが、快適に働くためのポイントです。
・勤続年数の長い従業員が多く在籍している
ブラックな職場ではすぐに従業員が離職してしまいます。しかし、快適に働ける職場であれば離職を選ぶ必要はありません。多くの従業員が長期にわたって在籍し続けているのは、ホワイト企業の特徴の1つです。
就職面接で従業員の勤続年数を尋ねるなどの工夫をすれば、ホワイト企業かどうかを見極められるかもしれません。
・タイトな納期を設定していない
短納期の仕事が多い企業に就職すると、業務が忙しくなり残業時間も増えていきます。労働時間や残業時間が長い仕事は、肉体的にも精神的にも大きな負担になってしまいます。負担が大きいことから離職を選ぶ従業員が増え、人手不足からますます忙しくなるという負のループが起きるケースも珍しくありません。
負担を感じずに働くためにも、納期に十分な余裕を持たせている企業を選びましょう。
・働き方改革を推進している
働き方改革を重視している企業を選んで就職するのもおすすめの方法です。
働き方改革とは残業を減らしたり有給休暇や育児休暇の取得を促進したりといった活動です。働き方改革を意識している企業を選べば、プライベートの時間を確保しながら安定的に働き続けられます。
■武蔵組は残業ほぼナシで働けて福利厚生も充実です!
「ブラックな業界」と言われがちな建設業界では現在、労働環境の改善が劇的に進められつつあります。かつては「働きにくい業種」と言われた建設業界ですが、ホワイトな職場を選べばプライベートを大切にしながら気持ちよく働けるはずです。
長く働ける職場をお探しなら、ぜひ建設業界を就職・転職の選択肢に入れてみてください。
「ホワイトな建設会社で働きたい!」「仕事とプライベートを両立したい!」と考えている方には、武蔵組がおすすめです。武蔵組は、繁忙期を除いて残業はほぼゼロなので、プライベートを大切にしながらメリハリのある働き方ができます。
建設業界未経験の方でも問題ありません。武蔵組では、基礎的な技術を1から指導するなど、未経験者の手厚いサポートを行っています。やる気がある方は、技術を身につけながらどんどんステップアップしていけます。
もちろん、即戦力になりうるベテラン職人の方のご応募も大歓迎です。経験者の場合、スキルに応じた好条件での待遇もご用意しています。また、必要に応じて職人の独立支援も行います。
当社では現在、入社祝い金20万円を支給しているほか、建設退職金制度もご用意しているなど福利厚生も十分です。頑張った分が収入になる給与システムを採用しているので、やる気を持って働けばどんどん稼ぐことができます。
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