左官屋としてキャリアアップ!取得すると役立つ資格を解説します!

皆さん、こんにちは。

東京都西東京市を拠点に、関東一円で一般住宅から集合住宅、ビル、店舗、公共建築などの内装左官・外装左官を手掛けている武蔵組です。


アメリカではEコマースを代表するAmazonや大手IT会社が大規模なリストラに踏み切り、iPhoneで知られるAppleも実質的なリストラを実施しているとのこと。

その一方で求人のニーズが上がっているのが、モノづくりに関わるスペシャリストです。

そして左官はそんなスペシャリストを代表する仕事の一つ。

日本の求職市場はアメリカに倣う傾向があるので、技術を身につけ手を動かす仕事をしたいという人は、これからの勝ち組と言えることでしょう。


その左官職ですが、なるために特別な訓練は必要ありません。また働きながら資格を取得することでキャリアアップにつながります。

今回は、左官職がキャリアアップするための資格をご紹介します。




■左官屋になるのに資格は必要?


左官屋になるために、あらかじめ必要な資格はありません。ごくたまに職業訓練高のような専門学校に入ってから左官の道に進む方もいますが、通常は武蔵組のような左官業務を手がける建築会社・工務店などに就職することがスタートとなります。

したがって出発点は誰しも同じ。

それよりも重要なのは、就職後にいかに技術を身につけるか、ということです。

多くの現場を経て経験を積み、フィードバックして技術を磨いていく。

このように左官職人は、経験を積めば積むほど技術が習得できる仕事ですが、一方で、資格を取得することでさらなるキャリアアップが可能になります。




■左官のための国家資格「左官技能士」とは?



左官職には国家資格もあり、その一つが「左官技能士」です。

国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県職業能力開発協会が実施する、左官に関する学科及び実技試験に合格した人のことを、「左官技能士」と言います。


「左官技能士」は、取得すると左官職人としてスキルが一定の水準に達していると社会的にも認められる資格です。1級・2級・3級とランクが設けられており、一番難易度が低いのが3級、高いのが1級という具合で、級が上がるごとに求められるスキルも高くなります。


受験資格もそれぞれ異なり、3級は実務経験が6カ月程度または職業訓練校で学んだ人、2級は2年以上の実務経験、1級は7年以上の実務経験を必要とします。


試験内容としては、学科試験と実技試験に大別されます。

学科試験は、施工方法、材料、意匠図案(1級・2級のみ)、建築構造、製図、法規、安全衛生という内容からなります。


そして実技試験は、2級では壁の下地と吹き付け下地の仕上げ。1級では壁・天井・袖壁の下地と、吹き付け下地を手がけることになります。この1級の天井仕上げは最高難易度なので、相当な技術力が問われることになります。


ちなみに気になる合格率ですが、日本左官業組合連合会によると、3級は90%と比較的取得しやすいものの、2級になるとがくんと下がり、なんと30%。1級も合格率30%という狭き門ですので、キャリアに役立つ資格であることがわかるでしょう。


さて、「左官技能士」の取得するための勉強方法は3つあります。まず一つは講習会に参加したり、訓練校で学んだりすること。もう一つは合格した先輩にコツを教えてもらうこと。そして3つ目は、独学での勉強です。

専門学校で学ぶという手もありますが、実技もあるため、やはり左官のプロである先輩がいる会社で実務に従事しながら、技術レベルを上げ、試験のコツも教えてもらうのが最適! 働きながら取得をめざすのがもっとも近

道です。




■「登録左官基幹技能者」とは?



もう一つ、キャリアアップに役立つうえで目指したいのが、「登録左官基幹技能者」です。これは左官の管理者としての国家資格で、国土交通省により発行されます。


「登録左官基幹技能者」の主な仕事は、施工計画を元請けなどクライアントと調整すること。多くの人が働く現場の統括的なポジションでもあり、他の職種との現場調整も行うのも仕事です。公共工事を手がける会社なら、この資格があれば公共入札におけるメリットが大きいので重宝される資格です。


試験を受けるためには講習を受講する必要がありますが、そのためには「1級左官技能士」「1級建築施工管理技士・2級建築施工管理技士(仕上げ)」「職業訓練指導員(左官職種) 」「優秀施工者国土交通大臣顕彰者(建設マスター)」の資格のうち、いずれか一つをもっていなければなりません。


さらに経験年数も求められ、左官工事の現場施工で10年以上の経験、あるいは左官工事の現場施工で3年以上の職長経験も必要となります。

合格率は60%ほど。日頃からキャリアを積んだベテランなら比較的取得しやすい資格です。




■左官以外にもあったら便利な資格とは?



そのほか、左官と一緒に行うことが多い仕事に関して資格を取っておくのも、おすすめです。ここでは汎用性の高い、「ブロック建築技能士」「タイル張り技能士」「瓦葺き技能士」をご紹介します。


・ブロック建築技能士

「ブロック建築技能士」は、厚生労働省が認定する国家資格のこと。

ブロック建築とは、穴空きのコンクリートブロックに補強鉄筋を通してコンクリートを充塡しながら積み上げる建築です。

1~3級のランクがあり、受験資格や難易度が異なります。また学科試験と実務試験の両方が設定されています。


・タイル張り技能士

タイルを扱う専門の職人もいますが、左官職も建築現場でタイル工事を手がけることも多いので、もっておくと便利な資格です。「ブロック建築技能士」と同様に厚生労働省が認定する国家資格です。


1級と2級があり、それぞれ学科試験と実技試験が設けられています。

受験資格としては、2級は実務経験2年以上、1級は7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上の実務経験が求められます。2級は学歴により実務経験が不要な場合もあり、

1級は学歴に応じて必要な実務経験年数が異なります。

学科試験の内容は、「左官技能士」と同じく、施工法、材料、意匠図案、建築構造、製図、法規、安全衛生から出題されます。実技試験としてタイル張り作業を行います。


・瓦葺き技能士

左官職は屋根に葺く瓦を扱うことがしばしばあります。そんな場合に備えて取得しておくと便利なのが、「瓦葺き技能士」の資格。これも厚生労働省が認定する国家資格で、1年間に1回試験が実施されます。


1級と2級があり、学科試験では、屋根、施工法、材料、建築概要、製図、安全衛生が対象となり、実技試験では瓦葺き作業を行います。

2級は実務経験2年以上、1級は7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上の実務経験が必要とされ、「タイル張り技能士」と同じく、2級は学歴により実務経験が不要な場合もあり、1級は学歴に応じて必要な実務経験年数が異なります。




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左官は、しっかり技術を身につけられて、キャリアアップとそれに伴う給与アップも望める仕事。


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