皆さん、こんにちは。
東京都西東京市を拠点に、関東一円で一般住宅から集合住宅、ビル、店舗、公共建築などの内装左官・外装左官を手掛けている武蔵組です。
左官仕事は今あらためて注目を浴びている伝統ある技術で、建築工事のなかでもひときわアーティスティックなことでも知られています。
また建築の仕事は男性がメインというイメージがありますが、特に左官は職人として活躍している女性も増えてきています!
今回は、建築業界における女性の立ち位置や、一見体力勝負のような建築現場でも女性が左官職人として腕を振るえる理由を紹介します。
■ご存じですか? 建設業全体では女性の割合が増加中!
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そもそも建設業界において、女性の就業数が年々増加していることをご存じですか?
統計によると令和元年度において建設業界で働く女性は84万人で、業界全体の16.8%を占めています。
一見少ないイメージですが、平成26年では1.1万人しかいなかった女性技術者が令和元年は2.2万人に倍増。女性技能者も8.7万人から11万人に増加しています。さらに就業数全体として前年より2.4%増加しており、建設業界で活躍する女性は年々増えている傾向があります。
その背景には、国や業界による取り組みが挙げられます。
女性の入職支援や定着支援が活発化し、「けんせつ小町活躍推進計画」などの事業や、「建設労働者保育助成金」といった助成金も設けられ、女性が建設業界で長く働けけるための環境づくりが整えられています。
■躍進する現場女子! 一方でまだまだ困りがちなことも?
そんな女性の活躍とともに広く知られるようになったのが、「現場女子」という言葉。
その名のとおり建設現場で働く女性のことを示しており、女性の左官職人も広義で言えば現場女子です。
SNSや現場女子を取り上げたマンガをきっかけに、その人気はうなぎのぼり。Instagramでも「#現場女子」というハッシュタグがあり、オリジナリティあふれる作業着のファッションや、働く様子、子育てと現場を両立する姿が見られます。現場を仕切る親方として活躍する女性もいるくらいです。
けれども建設業界は、まだ女性にとって完全に働きやすいと言えないのでは?と指摘する声もあります。
・トイレや更衣室が少ないってほんとう?
女性専用のトイレが少なく、男女兼用トイレを使わなければならないという現場もあります。ただし国土交通省と建設5団体は平成26年に「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」を発表し、女性用トイレや更衣室の増加などの環境整備を促進しています。
・作業着のサイズが合わない?
建設現場で働くうえで必要な作業着は、もともと女性に合ったサイズが少ないのが現状。なかには仕方なく男性用を着ている、という声もありますが、最近はそうした悩みを解消すべく、大手作業着メーカーが女性向け作業着の開発に力を入れています。女性用サイズの作業着は拡大傾向にあるので、安心して働けますよ。
・職場で性別は関係ない?
職場で性別は関係ない、というのは本来どんな仕事でも当たり前。しかしデスクワークと異なり、現場では体力が求められます。砂埃で服や顔が汚れようとも、男性と同じように作業しなければなりません。
ただしきちんとした会社なら、体の限界を超えて無理を求められるような場面はありません。むしろ、女性だからといって過小評価されることがないと、ポジティブに捉えることもできます。
また業界の取り組みとしても、ハラスメント防止や女性を特別扱いしないなど意識面における環境整備にも力を入れています。
■なぜ建設業界は今、女性のパワーを求めているのか?
女性にとって働きやすい環境が整備されつつ建設業界ですが、その背景には、積極的に女性に参画してほしいから、という動機はあります。
・建築業界で女性の担い手が求められています!
今は、少子高齢化で人手不足が深刻で、女性の働き手が求められています。一方で技術の進歩により作業負担を軽減する便利な道具や機械が登場しており、女性の現場での働き方を十分にカバーできます。
・建築には女性の視点も必要
多様化が世界的に求められているこの時代、女性ならではの視点も必要とされているところ。旧来の男性優位的な考え方では、今の時代は通用しません。コミュニケーションの面でも、センスの面でも、女性社員がいることのメリットは会社にとって大きいのです。
・体を動かせる、お給料がよいというメリットも
また現場の仕事に携わると、必然的に体を動かすことになるので心身ともにスッキリするというメリットがあるのもうれしいところ。
そして事務職より平均給与が多いのもポイント。統計によると、建築・土木系エンジニア職の女性の平均給与のほうが、事務職・アシスタント職よりも50万円ほど多いという結果が出ています。
また資格を取得すれば、さらに高い収入が期待できることでしょう。(https://www.m-s-g.jp/blog/column/156191)
■女性の左官職人も活躍してます!
そして建設業のなかでも、特に左官は女性向き。
鳶や大工のように鉄骨の足場を組んだり柱・梁のような構造材を運んだりすることもないので、体力的なハードルが低いと言えます。
もちろん、セメントなどの資材を運んだり、攪拌(かくはん)作業をしたりするなど、体力が必要とされる場面は多々あります。
しかし左官は、建築のプロセスで言えば最後の仕上げにあたるので、センスや根気など、完成度の高さ大事。左官の仕上がりによって建築の外構や室内空間のイメージが左右されるので、デザイン性や技術力が必要とされます。
実際に左官職人になる女性は増えており、なかには、建設業界代表として首相を表敬訪問した方もいらっしゃるほどです。知識と経験を積めばキャリアアップできる仕事ですので、女性だから……と諦めず、ぜひチャレンジしていただきたいと思っています。
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■武蔵組で左官技術を高めませんか? 女性・男性・未経験者、そして経験者も大歓迎です!
左官は土木や大工、鳶の仕事と異なり、培った技術力とセンスがあれば、年齢を重ねても第一線で働くことができます。実際に、左官界を代表する著名な職人の多くはご高齢でも、なお現役で活躍しています。そしてこうした高明な左官職人のもとでも、若い女性が弟子入りして日々研鑽を積んでいます。
左官は経験を積みながら、技術を高めていくことができる仕事です。目まぐるしく消費されるモノと違って、建築は長いあいだその土地に根ざしていくものなので、達成感もひとしお。良い仕事をした時にお施主様が喜んでくださる笑顔も、左官職人にとってはやりがいを感じられるひと時です。
そして左官は前回のブログでご紹介したように、日本の伝統に育まれた伝統技術。左官を学ぶことで、歴史や風土にも触れることができれば、最先端のスタイリッシュなデザインに携わることもできます。(https://www.m-s-g.jp/blog/column/157422)
これから先が読めない時代においては、身につけた技術が最大の武器。人の仕事がかんたんにAIに取って変わられる今、技術は社会の波に翻弄されず、しなやかに生きるうえで必要なものなのです。
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